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Korean Venture Capitalist

韓国歴24年日本歴3年 에비스에서 일하고 있는 한국 청년입니다. KoreaUniv, 慶應, 東大/ Colopl&Colopl Next/ Venture Capital/ COYS/ From Seoul, Based in Tokyo/ Trying to enjoy every single moment of life

韓国のスタートアップのエコシステム!

Venture Capital

 

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グーグルが韓国のスタートアップのエコシステムを支援するために、昨年アジア初で「キャンパス・ソウル」を開設しました。

「なぜ日本ではなく韓国なのか?」といった韓国記者の質問に、グーグルの関係者は「日本のスタートアップ業界の熱気が、まだイマイチだから」と答えました。

日本は法律・規制など、スタートアップに対して非常に厳しい国です(韓国もそうですが)。自家用車を持ってタクシー営業をする「ウーバーX」も許可されなかったですし、全世界にブームを起こした「Fintech」が市民権を得たのも最近の話です。

 

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韓国人の自分がVCの仕事を始めた以来、韓国の知人と日本のスタートアップ業界に関する話をすることが多くなりました。韓国のいわゆる「エリート」や、優秀な学生は、常に日本の最新ニュースをチェックしています。

やっぱり多くの韓国人が、日本に対しての情報感度が高い。

しかし一方で、彼らの話だと、全世界的のスタートアップブームに対し、日本のスタートアップ熱はまだまだという認識のようです。

たいていの韓国人は、日本を「大企業の国」と認識しています。 確かに、日本はまだまだトヨタソニーキヤノンのような大企業が幅を利かせている国であり、韓国に比べると、大学生の就職率も悪くない。他国から見たときに羨ましがられるような環境だからこそ、韓国のような起業ブームが巻き起こっていないのかもしれません。

一方で嬉しいことに、日本でも韓国のスタートアップ業界に興味を持っている人は一定数いるようです。「韓国にはどんなスタートアップがある?」とよく聞かれます。

アメリカや日本国内の最新情報には非常に詳しい彼らですら、

「韓国情報がほしいけどあまりなくて残念」

という発言をしています。確かに、日本で韓国のスタートアップ業界に関する情報を目にする機会はあまりないと思います。韓国のスタートアップ業界は非常に盛り上がっていて、かつ、注目すべき成果を出しているにもかかわらず、日本で韓国関連情報を見つけるのは難しい。

そこで、私がその役目を担いたいと考え、自分で韓国のスタートアップ業界に関するニュースや最新情報を発信してみようと思いました。

以下の資料は、EC、IoT、コンテンツなどの様々分野で、10億ウォン(約1億円)以上の投資を受けた主要スタートアップを集めたものです。

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f:id:kongsae12:20161028160445j:plain(http://startupall.kr/map)

 

まだスタートアップの「聖地」であるアメリカのシリコンバレーや、急激に成長している中国、スタートアップ強国のイスラエルと比べるとヒヨっ子市場ではありますが、韓国では他のどの国に比べても負けないぐらいスタートアップが登場し、成長しています。

 

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最近、韓国のスタートアップに興味を持っている日本企業も増えています。KDDIも自社ベンチャー協力プログラムの「無限ラボ」に、韓国企業を選定するとの計画を発表しました。 KDDIは、韓国のスタートアップに注目する理由として、

 ① モバイル環境と技術的な強み

 ② 韓国人は留学経験や海外勤務経験がある人が多く、グローバルマインド豊富

 ③ 日本と非常に似ていて、協力のハーモニーがいいこと。

を挙げました。

 

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時価総額5兆ウォン(約5000億円)と評価され、日本ソフトバンクから1兆ウォン(約1000億)の投資を受けた「クーパン」など、少なくないスタートアップが日本から投資を受けています。

 

昨年シリコンバレーから330億ウォン(約33億円約)規模の投資を受けた「ミミボックス」や、米セコイア・キャピタルから投資を受けた「デイリーホテル」など、韓国にはEC業界の有望な企業が多数あります。

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ベイン・キャピタルから180億ウォン(約18億円)の投資を受けた「SOCAR」も注目の企業です。 韓国国内より、世界市場で多くの注目を浴びているカメラアプリの「レトリカ」は、全世界で2億5000万を超えるダウンロード数を記録しました。

 

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「レトリカ」を製作した「ベンティケーキ」もアメリカで70億ウォンの調達をしました。「モルディブ」というカメラアプリで有名な「ゼリーバス」も、6000万を超えるダウンロード数を記録しています。

 

このように、

韓国で人気のスタートアップは、B2BよりB2Cの会社が圧倒的に多いです。また、高度な技術力に立脚するスタートアップよりは、サービス業を中心とする、例えばデリバリーアプリのようなスタートアップが多いです。

海外から注目されているハードウェア・スタートアップは少ないというのが現状ではあるものの、B2Cスタートアップに関しては世界でも一定の地位を確立しているのです。

 

このブログでは、韓国のスタートアップエコシステムに関してどんどん情報発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

質問など常時承ります!韓国のスタートアップ情報など、聞きたいことがありましたら、なんでも聞いてください!お待ちしてまーす!

 

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韓国の高麗大学(Korea University)で国際学を専攻し、慶應大学法学部で交換留学、そして国費留学生として渡日し東京大学大学院で勉強していました。

今はVCの仕事をやっています。起業をお考えの方、投資調達をお考えの方、日韓関係に興味がある方など、気軽に

s-jang@colopl.co.jp

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