Korean Venture Capitalist

韓国歴24年日本歴3年 에비스에서 일하고 있는 한국 청년입니다. KoreaUniv, 慶應, 東大/ Colopl&Colopl Next/ Venture Capital/ COYS/ From Seoul, Based in Tokyo/ Trying to enjoy every single moment of life

スタートアップって、VCって、一体なんですか?(1)

 

こんにちは。韓国から参りました。日本歴3年!せほんと申します!

 

 

大阪に観光に行ったとき、韓国でも有名なグリコさんの前で写真を撮ってみました。写真とあまり関係ないのですが、私の初投稿となります!下手な日本語ながらも頑張ってみました。日本語も直していただければ本当に嬉しいです。

 

私も今VC関係の仕事をさせていただいているんですが、スタートアップに関する業界に足を盛り込んでいる人であれば、「スタートアップって一体なんだ?」とか、「スタートアップと普通の企業って何が違うか」といった質問を一度は受けたことがあると思います。業界の人たちなら、なんとなくフィーリングで分かっているとは思いますが、これを上手く説明することは難しいでしょう。しかも日本語で説明するのは、私にとってはさらに大変なものです。

 

(苦笑)

 

一般的にスタートアップとは、「新生ベンチャー企業」あるいは「IT技術を基盤としたウェブ、アプリサービスの会社」を指す言葉で米国シリコンバレーで生まれた用語ですが、今現在にはIT分野に限って使われてるとも言えませんね。

 

これだけではないです。どの業界もそうですが、「業界用語」というものがあるでしょう。「リーン(lean)」だとか「マイルストーン」だとか、「ラウンドA」がなんちゃらなんちゃら…。スタートアップに関する記事や本を読んでいたらよく出てくる単語です。日常的に使われている用語ではないため、いちいち調べて勉強しないと正確な意味がわからない言葉がほとんどです。これに、投資・ファンディングに関連の用語まで理解しようとしたら、頭がさらに痛くになりますよね。業界の人たちは理解するかもしれないが、一般大衆や創業者たちには非常に不親切な言葉たちかもしれません。

 

ここで、普遍的に広く使われてるスタートアップ関連用語、略語をまとめてみました。

 

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スタートアップ(Start-Up)

スタートアップとは、「運営期間が非常に短い企業を指す言葉で、この新生企業はマーケットのための製品やサービスの開発、あるいはリサーチ段階にある」と定義できます。もう少し詳しくみますと、


① 事業を準備し、ビジネスを始めた企業で、現在の価値より将来の価値として評価される大きな潜在力と成長性を取り揃えた技術中心企業。絶対にIT会社でなければならないという理由はないですが、ビジネスあるいはサービスの実現において「技術」が大きな役割を占める会社をスタートアップと呼んでいます。


② チームではなく、最終的には実際に法人企業を持っていなければならないです。チームあるいはプロジェクトはスタートアップに該当しません。


③ 市場に発売する製品やサービスを企画して開発する過程にいなければなりません。市場での知名度を得る前の段階に入っており、市場の探索したり製品とサービスのポジショニングを熱心に探している段階がスタートアップであります。例えば、フェイスブックは開始する頃にはスタートアップでしたが、今はすでにスタートアップの時期は過ぎたといえます。

 

マイルストーン(Milestone)

短期的な事業計画または業績目標を指す用語です。「製品開発」や「顧客の確保」、「優秀な経営陣」、「雇用」などのような重要な事案だと考えればいいでしょう。一群のマイルストーンが集まって成長段階になります。それぞれの成長段階で、会社が進む方向について統合的に判断しないといけないため、時期別にどのようなマイルストーンを立てるかが重要であり、投資誘致する時もマイルストーンによる適正な金額を提示しなければならないでしょう。

 

リーン・スタートアップ(Lean Start-Up)とピボット(Pivot、事業転換)

リーン・スタートアップはアイデアを迅速に最小要件製品(MVP、Minimum Viable Product、試作品)で製造した後、市場の反応を見て次の製品に反映することを繰り返して成功確率を高める経営方法論での一種です。また、リーン・スタートアップにつきまとう言葉の一つが「ピボット」という用語です。ピボットとは製品の市場適合度を合わせてみる過程で、あまりマーケットでの反応がない場合、新たな顧客と収益性のためにサービスや製品あるいは事業モデルを他の方向に転換することをいいます。

 

BEP(Break-Even Point、損益分岐点

一定期間の売上高が、当該期間の総費用と一致するところをBEPといい、損益分岐点ともいいます。理論上では、始めてから16-18ヵ月程度に月損益分岐点を合わせられたらいいとされます。

 

ベンチャーキャピタル(Venture Capital、VC)

将来性や収益性はあるが、経営基盤や資金基盤が弱いスタートアップに無担保株式投資の形で投資をする企業やその資本を意味します。究極的には財務的な成果(投資回収)を目指しますが、一般的な金融圏の投資パターンより積極性を帯びています。

 

エンジェル投資

初期段階のスタートアップに相対的に少ない金額を投資し、助言者として参加することをエンジェル投資といいます。VCの投資とエンジェル投資の違いは、投資先の市場性が証明されるか否かでありでしょう。VCとエンジェル投資との間にインキュベーションやアクセラレーション(アクセラレート)プログラムが入ることになりますが、これも結局は「エンジェル」としての機能が少し拡大されたものと理解していただければと思います。

 

インキュベーション(Incubation)とアクセラレーション(Acceleration)

インキュベーションやアクセラレーションはどれもスタートアップ(特に、初期段階)を支援する観点のプログラムです。ただ、インキュベーションがオフィス設備や業務補助などハードウェア中心の支援ならば、アクセラレーションは創業の知識と経験、ビジネスインサイトを教えるなど、ソフトウェア中心の支援という点で少し違います。アクセラレーションがもう少し集中的かつ体系的なものではないかと思います。

 

一般的にアクセラレーションは、募集公告を出した後、スタートアップを選定し、一定期間のあいだ創業教育プログラム及びメンタリング、インフラ支援などを通じて該当スタートアップのビジネスを発展させていきます。以降、デモデーを通じて各スタートアップを外部投資会社とエンジェル投資者、業界専門家たちに紹介するとともに、シードレベルの初期ファンディングにも参加し小規模の株を取得したりもします。

 

デモデー

インキュベーションやアクセラレーションを受けたスタートアップが投資者及び一般人の前でサービスとビジネスモデルを発表するイベントを指す言葉です。

 

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以上です。初投稿でしたが、いかかですか?日本語で書くのにまだ慣れてなく以外と時間がかかってしまいました。変な日本語など、直していただければ嬉しいです!

 

次回は投資・ファンディング用語をまとめてみます。それでは、引き続きよろしくお願いします!

 

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韓国の高麗大学(Korea University)で国際学を専攻し、慶應大学法学部で交換留学、そして国費留学生として渡日し東京大学大学院で勉強していました。

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